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【京都】デイリーポータルZで取材した居酒屋本屋「遠藤書店」こぼれ話

f:id:yh1123:20160620202102j:plain守りたい、この笑顔(ピンぼけしててすみません)

 

Webメディア、デイリーポータルZに記事が掲載されました。

portal.nifty.com

 

「第一回おもしろ記事大賞」の受賞がきっかけでお声掛けしてもらっての執筆。Webメディアの老舗だけに、執筆が決まったのはとっても嬉しかったのです。

 

詳しいことは記事で読んでいただければ〜と思うのですが、店内で居酒屋営業をやっている「遠藤書店」さんを取材したい!と思ったきっかけとしては「町の本屋」の減少。

 

京都府書店商業組合のHPで加盟店舗を数えたら150以下でした(非掲載の加盟店舗もあるかもしれないので多少は数が変わるかも)。

 

ちょうどドラマ「重版出来」でも厳しい書店事情が描かれていましたね。

 

Amazonの広まり、大型書店の新規オープン、そもそも紙媒体の生産落ち込みや経営者の高齢化などなど、個人書店の廃業にはさまざまな理由はあるんだろうけど、わたしが学生時代に住んでいたエリアも、卒業から3年ほどのあいだに4件ほど個人経営の書店が廃業してしまいました。

 

きっと知らないだけでもっとあるんでしょうな〜。

 

f:id:yh1123:20160620202104j:plainお店のお客さんたちと乾杯。アットホームな酒場だ。

 

こないだあるイベントがきっかけで、京都の伝統産業に関わる職人さんと話す機会があって、長年守り続けてきたものをどう将来へ受け継ぐのか……という話になったんですが、その職人さんはこう言っていました。

 

「僕は別に『伝統を守る』とか『伝統的なものがずっと残るべき』とは思わない。人々から必要とされなければ、どうやったってそれは消えてなくなるものだから」

 

「だから維持するというよりは、その技術を用いてニーズを開拓し、新しいものに手を出していかないとな、と思いますね」

 

わたしもAmazonや大型書店をよく使うし、個人の小さな書店ではめっきり買う機会が減りました。ああ〜、でもそのくせいざ閉店するところを見ると寂しさを覚えてしまう半端な奴ですみません。

 

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お造りなんかもあるのです。煮付けなんかもあるのです

 

そういえば、本屋好き&猫好きさんのあいだでは有名かもしれませんが、神保町の「姉川書店」さんは不況のあおりを受けたなかで、復活策として猫に関する書籍やグッズに特化したコーナーを設置して見事に人気スポットとして復活した個人書店。

 

nyankodo.jp

 

姉川書店のように、遠藤さんとこも現状維持から脱却して、新しい挑戦で話題をかっさらう本屋のひとつ、ひいては斜陽産業の回復事例のひとつかもしれません。

  

f:id:yh1123:20160620202108j:plain万引き監視用のミラーは、和気あいあいと盛り上がるお客さんを映す画面に

 

手作り感あふれる家庭的な酒のアテが揃う遠藤書店、とりあえず串カツとおでんはマストです。あああ、今すぐハイボール片手に1杯やりたい。

 

そのうちお気に入りの本やマンガを予約して、届いた日にみんなで取りにいって、読みながら飲み会とかしたいなぁ。

 

 

 

【廃線】閉鎖直前の旧福知山廃線跡を歩いた【秘境駅】

雑記

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おひさしブリーフ。先日、旧福知山廃線跡を2年ぶりに歩いてきました。

 

福知山線跡とは、国鉄時代の福知山線の跡地。本当はJRの私有地なので立ち入り禁止なんですが、「うるせぇ細けぇことは気にすんな」的精神で、事実上のハイキングコースとして黙認され続けてきました。

 

だってアクセスのよさや歩きやすいルート、なにより鉄橋やトンネルなどがそのまま残された路線跡を歩けるんだもの。

 

で、黙認されてきたグレーゾーンが、諸々あってようやくホントのハイキングコースになることに。半年間の閉鎖、整備の後に再オープンとのこと。

 

digital.asahi.com

 

地元(隣の伊丹市)にいた頃は、年に1回は遊びに行ってたお気に入りのスポット。ニュースを知って嬉しい反面、ぶっちゃけ「手つかずの空気がよかってんけどな……」という思いもあり、閉鎖される前に遊びに行って来ました。

 

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地図上で見るルートはこんな感じ。最寄り駅はJR宝塚線生瀬駅もしくは竹田尾駅になります。どちらから出発してもいいんですが、個人的には生瀬駅からの出発がオススメ。理由は後述。

 

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生瀬駅を出て、176号線沿いを歩きます。

 

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15分ほど道なりに歩くと、中国自動車道が見えてきます。高架下をくぐった先の右手から、廃線跡へと続く道が降りているので、そこから入りました。

 

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道の入り口にはこんな立て看板が。

 

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木々がしげる細い道。新緑がモッサモッサに成長しています。この時点で同行した友人は「線路ちゃうやん」と怪訝な表情。

 

友「どっから線路になるん?」

 

私「どっから、とかいう概念はないな。歩いているうちに……気がつくと枕木が並走してくる

 

友「並走してくる

 

そう、気づけばただの道がスタンドバイミっている、それが旧福知山線跡……。

 

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「ここはハイキングコースではありません」と仰々しく書かれた看板。まあ、そう言いながら行った日も老若男女のハイカーたちがバンバンいらっしゃったんですがね。この看板ももう見納めです。

 

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見えるのは荒々しい武庫川

 

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アンド、雄大な山々。ンンンッギモッチィイイイイイ!!!(昇天)

 

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眼下の川や頭上の山ばかりに目がいってはいけません。気づけば僕たちのすぐそばには……

 

友「枕木!」

 

埋もれたり現れたりを繰り返しながら、枕木が道に浮かんできました。これを見るとホントに昔、ここに電車が通っていたんだなーしみじみしちゃいます。

 

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竹田尾方面に行くにしたがって流れは穏やかになりますが、このあたりの武庫川はゴロゴロと巨大な岩が積み重なっています。

 

前に来た時は鉄製のハシゴがまだ残っていて、川に降りることができました。でも錆びてちぎれたのか、すでに途中で切れて残骸が残るのみ。

 

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でも登りたいんだよなぁ。

 

これも登り納め……として川辺へ降り、もすもす岩場を越えて巨岩に乗っかりました。

 

自分的には子猿のごとくピョンピョンしてたはずなんですが、友人いわく老いぼれた豚だったそうです。寄る年並みには勝てないワ……(単純に運動不足)。

 

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巨岩の上から見た光景。壮観! きもちいい! もののけ姫の初登場シーンのようなワイルド感。

 

思わず「我が名はアシタカー!!」って叫びそうだったんですが、上で見ていた友人から、殺意に似た目線が降ってきたので、ビビって撤退しました。

 

友「見せ物みたいやった」

 

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巨岩ゾーンを抜けるとトンネルが見えてきます。廃線跡には計6つのトンネルがあり、当時の姿を偲ばせます。

 

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カッコイイ落書き。

 

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ライトなどの設備はないため、トンネル内は真っ暗です(写真の光はトンネルの先)。

 

とくに生瀬駅側からふたつめのトンネルは先が見えないほどに距離があります。懐中電灯は必須になるので、忘れずに持っていきましょう。iPhoneのライトは明るすぎて風情がなくなるのでよろしくありません。

 

この日はめちゃくちゃ暑かったのですが、トンネルの中は冷房が効いているくらいに涼しかったです。

 

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川を見下ろすとカヤックを楽しむ人たち。 

 

 

少し上流には、結構ハードな流れの場所もありました。彼らはこの滝をあんな小さい舟で下ったというのか。

 

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何ていう花でしょうか。廃線沿いにたくさん見受けられました。

 

さてさて、廃線1番の見どころは、竹田尾駅から3つ目のトンネルの先にあります。 ここは距離も短く、向こうの光がうっすら見えるので、あえてライトを消してほしいところ。

 

真っ暗なトンネルを歩いていくと……

 

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おっ

 

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おおっ

 

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おおおおおおお〜ッ!

 

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フォ、フォトジェニッキュ〜〜〜〜! 

 

トンネルを抜けた先にある赤い鉄橋! これこれ、これなんです。ノスタルジックさと冒険心と侘しさと、愛しさと切なさと心強さと、とにかく素晴らしい光景です。何度見ても「ウォォー!」と雄叫びをあげちゃう。

 

これ、竹田尾方面はフェンスに植物が巻きついていて見通しが悪いのと、次のトンネルまで少し距離があるので、この写真のように、トンネル抜けてゼロ距離で絶景! ってのが味わえないんです。だから生瀬駅からのスタートを激推ししたい。

 

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鉄橋を渡った先のトンネルを抜ければ、川は一気におだやかになり、川辺に降りることができます。ベンチが並んでいるゾーンもあるので、休憩はこのへんで。

 

休日ってこともあり親子連れが多かったんですが、マジで廃線と新緑と親子の組み合わせが最強過ぎて、二階堂のCMみたいなシーンに何度も出くわしました。

 

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川の開けた場所でお昼ごはんにしました。めっちゃくちゃいい天気で、ところどころでアブクが立ってる川も四万十川かな?ってくらいにキレイに見えました。気のせいです。

 

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ショートトリップのおやつは宝塚駅のスーパーで買った「瀬戸内レモンのひやしあめ」。完全にジャケ買い。柄が3種類あって悩んでたら「お前はコレ」って右端のやつを渡されました。

 

友「ワンカップ大関みたいやな」

 

私「それな、言うと思ってたで?」

 

shop.yumeplaza.com

 

これ、めっちゃおいしかったです。麦芽糖のまったりとした甘みを、レモンの酸味が爽やかにしてくれてて、まさに夏の飲み物って感じ。もうひとつ買って帰りました。

 

レトロなグラスつきで、これで160円はお得でしょ。見かけた人はぜひご賞味してほしい。うまいうまいです。

 

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ちなみにお昼は宝塚駅で買うのがベター。百貨店やらスーパーやらなんでもあるので。生瀬駅にはミニコープが1件しかありません。さらに言えば竹田尾駅には何もありません。手ぶらで竹田尾スタートにすると空腹でもれなく詰みます。

 

この時期のレジャーは緑が奇麗ですが、虫に耐性がない人は「ヒッ」となるタイミングが多いかもしれません。いろんなところに毛虫がいるので注意。もたれた手すりにいたり、枝からぶら下がっていたり。

 

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廃線も終盤。枕木もゆっくりとフェードアウトしていきます。座り込んで何かを物色していたこの男の子、通りすぎざま嬉しそうに毛虫を見せてくれました。

 

いらねぇよ。

 

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枕木が唐突に切れて、いきなりのコンクリ道。

 

私「あれ!? めっちゃ整備されてる!」

 

友「前は違ったん?」

 

私「明確に覚えてるわけじゃないけど、前はもっと素朴やったはず」

 

なんということでしょう。廃線が終わって竹田尾へと続く道一帯が、バンバンに整備されておりました。 土嚢が積み重なり、工事現場のフェンスがズラーっと並びます。以前はもっと田舎道感があったはずなんですが。

 

私「ふるさーとはー、コンクリートロード……」

 

少し寂しい気持ちで、ゴールの竹田尾駅に向かいました。

 

さて、生瀬駅スタートがいいよって言ってたのにはもうひとつ理由があって、それは竹田尾駅がいわゆる秘境駅と呼ばれる駅のひとつだから。

 

廃線を歩いたゴールが秘境駅って、やっぱりロマンがあるじゃない?

 

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どーーーん

 

この竹田尾駅、駅の半分以上がトンネルの中に埋まっているんです。武庫川の渓谷に浮かぶようにかかる鉄橋から続くトンネルは見応え十分。

 

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トンネルを抜けたところから見るとこんな感じ。

 

明るい場所から見るとトンネル内は暗く見えます。ただ、駅構内には待合室も完備されていて、ベンチも路線と垂直配置のタイプの最新バージョン。築年数はあるけど中はリフォーム済物件みたいになっていました。

 

 

竹田尾駅の見どころは、何と言っても電車の通過シーンだと思います。ゴゴゴゴ〜という爆音とともに目のような光が近づいてきて、えッ待ってこれ近づいてくるのってエヴァ新劇場版・破の第三使途じゃないの? って一瞬疑うくらいの怖さがあります。それが魅力です。

 

まあ、フツーに電車が来たのでそれに乗って街中に帰りました。

 

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現在、廃線跡は秋の再オープンに向けて閉鎖中。どんな風に整備されるのか楽しみです。再オープンの時期はちょうど紅葉の時期なので、比較をしにまた行ってみようと思います。

 

 

 

 

 

【現代の】江戸時代の性風俗マンガ「浮世艶草子」がとっても面白い【春画】

雑記

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昨年、東京の永青文庫で開催され、怒濤の盛況を見せた「春画展」。ついこの間まで京都の細見美術館でも開催していて、これまた連日、長蛇の行列をつくっていました。展示期間終了間際に見に行きましたが、ものスゴい人でしたねー。

 

shunga.emuseum.or.jp

 

さてさて「春画って面白い!」ビックウェーブがきているうちに、春画展と同じくらいに江戸の性風俗事情が楽しめる、とあるマンガをご紹介したいと思います。

 

浮世艶草子』という作品です。

 

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江戸の頃を中心に、戦国〜明治初期くらいまでの時代を舞台にした1話完結型のエッチな読み切りマンガ。

 

まーこれがヒジョーに面白いのなんのって。

 

作画は「本当にあったHな体験教えます」などを描かれている八月薫氏ゆえ、情事のシーンはしっかり色っぽいんですが、当時のおおらかな性事情が、カジュアルかつ丁寧にストーリーに盛り込まれているので、時代物マンガとして楽しめます。「へぇえ〜」と関心するシーンも少なくありません。

 

たとえば1巻の第1話は、輿入れを目前にした武家のお姫様が、ばあやの手ほどきを受けて初夜の練習をするという内容。

 

来たるXデーに向けて、ばあやが姫様に閨でのアレコレを指南するのですが、そのアドバイザーっぷりがスゴい。「いつまでもウブなふりをしていると飽きられるから、殿のナニを手やら口で奮い立たせろ」とか「コトが終わって殿が賢者タイムに入ったら、頃合いを見て布団から出ろ」とか……。

 

至らぬところでは「なりませぬぞ姫様!」と叱責し、頑張ってご奉仕(練習)しているときには「天晴れでございまするぞ!」と誉め称える、実に緩急織り交ぜたピッチングを繰り出すばあや。

 

いかにして殿の寵愛を受け、数多く床を共にするか。当時の女の戦いを想像すれば、こうした性行為の練習もあって当然だと思いますが、ばあやの教官っぷりと、言われるがままとにかく頑張る姫が面白かわいくて笑ってしまう……。

 

ちなみに、性の指南書として春画も登場します。世継ぎを生むことが武家の娘にとって再重要項目だった時代においては、春画は教科書であり、武家の嫁入り道具のひとつ。絵師にオーダーメイドで描かせ、彩色には金泥や箔などをふんだんに使うなど、それはそれは高級なものだったそうです。

 

春画展でも、徳川家が狩野派の絵師に描かせた春画が展示されていましたね。

 

ストーリー本体だけでも読み込んじゃうのに、諸処に差し込まれる神の目目線の解説がトリビアすぎる。なんと島津藩のばあやが書き記した夫婦和合の指南書には「口でするときは、殿方のアレをああしてこうして、出されたら嫌がらずにごっくんしなさい、栄養があるから」と、書かれていたのだとか。

 

島津藩ハンパねえな!

 

他にも、同心が銭湯で出会った女と湯船のなかでしちゃう話や、伊勢志摩の海女ちゃんが村のチンピラに処女を奪われかける話、ねぷた祭りの夜に出会った男女が、森の木陰でドンジャラホイ……な話など、さまざまな時代や地方を舞台にした話が収録されています。

 

4巻では、あの葛飾北斎春画「蛸と海女」をモチーフにしたものも。

 

クスッと笑える愛らしいキャラクターが多いのもすごく好きなところ。覗きをする男が女体に見とれて屋根から落ちたり、初見世の新造がテンパって客の部屋を間違ったり、コミカルな登場人物が練り込まれたストーリーに華を添えています。悪人も時々登場するんですが、基本的にはハッピーエンドで終わるので、読了感も爽やかです。

 

現在7巻までが発売中なので、春画展面白かったなーって人も、昔の性風俗ってどうだったんだろう、と気になる人も、ぜひ一度読んでみては。

 

Amazonでは1巻が「なか見!検索」で少しだけチラ見できました。

 

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個人的には泰次郎と市蔵どんのコンビが好きです。  

 

 

 

 

 

DPZ×オモコロ「第一回 日本おもしろ記事大賞」に入賞したので祝杯をあげるぜ

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霊柩車の魅力をワールドワイドでいろんな人に知ってほしくて、応募していたオモコロとデイリーポータルZ共催で、全国からおもしろ記事を募集した「第一回 日本おもしろ記事大賞」。

 

ありがたくも「長嶋有賞」をいただきました。

 

取り急ぎ、審査員のみなさまありがとうございます御礼〜!

 

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わー、載ってる!

 

これで霊柩車かっくいーじゃん、って思ってくれる人が増えるといいなー。

 

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今晩は勝手に祝杯をあげます。

 

22時くらいから木屋町で飲んでるので、ヒマな人はよかったら飲みましょー。

 

何ならいっぱいおごってください(唐突にタカる)。

 

多分ここ、もしくはこのお店の兄弟店。

tabelog.com

 

 

1位じゃないとダメなんです……ってこともないよね、よし飲もう。

 

飲もう飲もう。

 

うへへへ。

 

 

 

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【さあ】北米産の日本酒をテイスティング わかりやすく味を擬人化でたとえてみた【お好きな酒を】

グルメ レポート 雑記

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どうも、おかんです。

 

先日、カナダ留学中の友人が一時帰国した際に、日本酒の試飲会を開催してくれました。その名も「北米のうまい地酒(日本酒)をテイスティングしてみる会」。そう、日本酒といってもただの日本酒ではなく、アメリカやカナダで造られている日本酒を、わざわざ持ち帰ってきて、イベントにしてくれたんです。

 

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こちらが主催者である友人、レオ君。ひょうきんなフェイスをしていますが実物は男前です(わたしの写真スキルの問題だな!)。ちなみにレオ君は昔っから日本酒フリークだったというわけではなく、カナダに行ってから日本酒のおいしさに目覚めたそう。なんで日本にいるときに飲まなかったんだ。いわゆる「失ってわかる大切さ」ってやつですかね。

 

いまは留学しながら、日本酒の魅力を発信するサイトを運営しています。

umasake.top

 

そんなこんなで北米産の日本酒を5種類ほど味わったので、その時のことをお伝えしようと思います。日本酒の味はわかりやすさを考えて、

 

擬人化で表現してみました

 

 

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会場はレオ君の一時帰国先のマンション。彼の友人周りを中心に、私を含めて男女6人が集まりました。

 

テイスティングは、器で味が左右されないようプラスチックカップで提供され、お酒の特徴を説明したカードがそれぞれ配られました。几帳面ですな。提供してしてくれたのは、留学先のバンクーバーで購入したお酒、計5本。

 

海外の日本酒事情ですが、和食文化がメジャーになるにつれて、日本からの輸入だけではなく、現地の米を用いて醸された日本酒が生産されるようになったそうです。北米産の日本酒が数多くあるなんて全然知らなかった。2014年にNHK連続テレビ小説「マッサン」が人気になりましたが、海外の酒を日本で造ろうと日本人が挑戦したように、その逆もあったんですねぇ。

 

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計量カップでキッチキチに計るレオ君。紙コップの水で毎回口のなかをリセットしながら、チビチビと試飲開始です。

 

 

1本目:MOMOKAWA Diamond by SakéOne 

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最初のお酒は、いまをときめくオシャクソシティ、オレゴン州ポートランドの酒蔵「SakéOne」からの1本。「MOMOKAWA」というシリーズのひとつで「Diamond」という名前のお酒です。SakéOne」は杜氏さんも外国人だそうで、お酒の名前やボトルの見た目が外国らしさを感じますね。

 

味はかなりドライな味わい。かといって辛さはぜんぜんなく、まろみのある水のような口当たりです。正直「薄いな……」と感じました。個人的に太ましい味の日本酒が好きなので、山廃や生酛系を普段からよく飲む人には少し物足りない味かもしれません。

 

そもそも向こうの人の好みとして比較的甘めでスッキリとした味わいのものが好まれているそう。意図的にそういった味を造っているのかもしれませんね。

 

そんな「MOMOKAWA」、擬人化するとこんなイメージ。クールな無表情系プリンセス。

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夏場にオンザロックでガブガブ飲んだらおいしそう。

 

 

2本目:MOONSTONE ASIAN PEAR by SakéOne

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お次も「SakéOne」からの1本、「MOONSTONE」シリーズのひとつ「ASIAN PEAR PREMIUM」。月の石、なんて優雅なネーミングですね。思わず進化しそうです。

 

で、ビックリしたのがこの日本酒、なんとフレーバーがついているんです。鼻を近づけると梨の香りが……。これが一番試飲会でザワつきました。日本酒に香りをつけるなんて考えもつかなかった。さすが米国、味のフロンティアスピリッツぶっ飛ばしすぎやろ。

 

味はとにかく甘い! 梨、梨、梨……ときて、飲み込んでからの後味に米がチラリと顔を覗かせます。さすがにフレーバーが超アメリカナイズドで、おいしい「日本酒」かといわれると、賛否両論ありそう。フレーバーに上乗せされた甘みが強すぎて、飲み込む際に苦みを感じたくらいでした。ただ、日本酒独特の匂いが苦手な人には、カクテル感覚で楽しめるかもしれません。

 

擬人化するならブロンズ褐色肌のエキゾチックガール。

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フレーバーという発想はすごく面白いので、香りがもっとナチュラルになれば、日本でも流行りそうです。宝酒造の「澪」のように、スルスル飲める日本酒が女性のハートを射止めてましたし……。

 

去年に「日本酒サングリア」がブームになりましたが、一番おいしいと話題だったのが梨を漬けこむレシピでしたね。日本酒と梨が合うのは世界共通の認識なのかしら。

 

 

3本目:YU 純米生貯蔵酒 by YK3

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続いて生産地はカナダへ移動。バンクーバー……の隣の市、リッチモンドの酒蔵「YK3」から2本。まずは「YU」シリーズの「純米生貯蔵酒」です。「YK3」日本人がひらいた酒蔵です。

 

外国で酒蔵をひらくのってものすごく大変だというのは主催者の談。カナダを例にあげると、まず酒蔵は障害者でも問題なく出入りができるようバリアフリーを徹底させ、雇用する人も日本人だけではNGなんだそう。さらにはその事業が政府へ貢献しているかということも、起業の際に大きく問われるようです。

 

なんなんだ政府への貢献って。「外国でお酒造りたーい!」という感情だけでは簡単にはじめられる訳ではないんですね。いろいろとクリアすべき壁があるなかで酒蔵をひらいた杜氏さんたちはスゴイ。

 

さてさて、お味のほうは、これまたサッパリとした味わいです。レオ君いわく、生貯蔵酒ゆえ、運んでくる途中で味が変わっているかも……とのことでしたが。青リンゴのような爽やかな香りが特徴で、若々しい飲み口。甘い風味はそこまで残らず、スッと鼻に抜けていきます。

 

イメージ的には、ほがらか犬顔ティーンエイジャーって感じ。

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醸造しているのはリッチモンドですが、「YK3」の日本酒には米国・カリフォルニア酒米が使われているとのこと。カリフォルニアのお米ってすごく質が高いらしいです。チラッと調べたところ、大手の酒造メーカーが軒並みカリフォルニア醸造所をつくってました。

 

 

 

4本目:YU 純米にごり酒 by YK3

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4本目は「YU」シリーズの「純米にごり酒」。この会でテイスティングした日本酒のなかで、唯一のにごり酒です。お酒のなかには米の粒が小さく残っていました。

 

にごり酒なので言わずもがな甘めの味なんですが、まず驚いたのはその香りでした。めちゃくちゃ乳っぽい! ピルクルとか、ビックルとか、とにかくそれ系の甘〜い乳酸菌飲料に似た匂いがします。

 

香りの甘さが先行してイメージに繋がっていましたが、思っていたよりも後味はサッパリ感。いやまあそれでも甘いんですが。ゆっくり口に含むと、米のふんわりとした風味が口のなかに広がり、一口ひとくちを噛み締めたくなるような味でした。

 

擬人化するなら麻呂眉のロリフェイス(巨乳)。

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日本酒にカルピスをいれるとおいしいとのウワサですが、香りが近いこのお酒でつくると、比較的濃いめだった我が家のカルピスメモリーを軽く凌駕する、濃厚な大人のカルピスができあがりそうでです。

 

 

 

5本目:Osake 純米吟醸生原酒 by Artisan SakeMaker

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最後のお酒は、バンクーバー市に蔵をかまえる「Artisan SakeMaker」の純米酒。結論からいうとこれが一番おいしかったです。他の参加者からの評価も高いお酒でした。それにしても「Osake」ってデカデカと書いているデザインが、すごく外国っぽい。けど酒蔵のオーナーは日本の方なんですって。

 

味の特徴ですが、他4本のお酒とは明らかに違う芳醇な香り。口に含むとフルーティーな甘みの次に、まろやかな米の味がやってきます。濃厚さもテイスティングしたなかでは一番強かった。これは結構リピートしたい味でした。

 

イメージとしてはこんな感じ。「魔女の宅急便」に出てくる画家の女の子のような、飄々とした山ガール的なサムシング。

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「Artisan SakeMaker」は、地産地消をコンセプトに掲げていて、使用している酒米バンクーバー産の酒米です。カナダのお米はそれほど質が高くないとレオ君が言っていましたが、きちんとおいしい日本酒に仕上げるため、オーナーはたくさんの努力や挑戦を重ねてきたんだろうな。

 

そうそう、北米で売られている日本酒って、どれも小さいんですよ。カナダでは、市場に流通させることができるボトルの大きさが決まっているらしく現地の日本酒は、すべてワインボトルが基準になっているそうです。日本だとあまり見かけない量ですが、ひとりでも飲みきれるし冷蔵庫に入れてもかさばらないので、日本でもこのサイズの日本酒を売ってほしいなぁ。

 

 

 

 

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試飲会終了後は、参加者たちが持ち寄った日本酒を飲みながら2次会開始。秋田のお酒「雪の茅舎」の純米吟醸原酒と、神戸・灘のお酒「米治」の純米大吟醸です。「雪の茅舎」おいしいですよねぇ。この冬は「雪の茅舎 山廃純米」と「香住鶴 生酛 からくち」をよく熱燗で飲んでいました。

 

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わたしはお猪口などの酒器と3種類のアテを用意。

 

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奥から卵味噌、アミの塩からクリームチーズ、イカソーメンのたらこ和え。後方で見切れているのは宅配ピザです。日本酒にピザって! と思いましたが、北米産の日本酒とは意外とマッチしてました。

 

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残っていた北米産の日本酒と、日本産の日本酒を飲み比べたところ、日本の酒は甘口であっても、芳醇な風味や爽やかな辛みなど、複雑な味が重なりあってできている感じがしました。北米のお酒は、シンプルに米の甘みを強調したお酒が強いかな、といった印象。やっぱりmade in Japanの日本酒ってうまいんだなぁ。

 

単純に水と米の違いなのか、それとも現地の人に合わせて造り方を変えているからなのか、あるいはその両方なのかはわかりませんが、味の違いがはっきり出ていたのは面白かったです。

 

外国産の日本酒って飲む機会がないだけに、へーとかほーとか言いっぱなしだった試飲会。北米産の日本酒が日本にやってくることもそう遠くない未来かもしれませんねー。

 

レオ君ありがとう!
主催者によるレポートはこちら。

umasake.top

 

 

 

 

今現在、日本では入手できないお酒ばかりですが、個人輸入なら買えないこともないのかも。各酒蔵のサイトはこちらです。

 

SakéOne
http://sakeone.com/home/verify-age.html

 

YK3(日本語の商品紹介ページあり)
http://www.yk3sake.com/

 

Artisan SakeMaker
http://artisansakemaker.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【放置プレイ】面倒なこと一切無しでトイレの神様を召還する方法【ズボライフハック】

ズボライフハック 雑記

どうも、おかんです。

 

前後編に分けて書いていた先日の記事ですが、いやー。あんなに反応がくるとは全く思ってなかったので、めちゃくちゃビビりました。たくさんの方に読んでいただけて嬉しい限りです。

 

okan-meshi.hatenablog.com

 

セカンドレイプじゃ?」的なコメントもありましたが、私自体がまったく傷ついてなかったのもあり、一緒になって警察官の人が笑いに変えてくれたのは、個人的に大変有難かったです。変に気を使われたり哀れまれたりすると、逆に落ち込んでしまったかもしれないので。

 

そんなこんなで怒濤のようにアクセスが伸びまくり、Twitterの通知は鳴りまくり。有難くも、しいたけさんが記事に対する記事を書いてくれたり。

 

watto.hatenablog.com

 

しかし、そのコメントには一言だけ言わせていただだきたい。

 

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「黒幕の気配がする」

「ブクマゼロでトップってのは」

「スタッフがいる」

 

 

……。 

 

 

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びりびりびりびり

 

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バッ

 

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ぐしゃぐしゃぐしゃ

 

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もが

 

 

 

 

 

 

 

 

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スタッフも黒幕もいない!

 

京都在住のただの会社員が趣味でブログをはじめただけなんだ!

 

仕事が編集業だから記事づくりには慣れてるってだけで、企画立てから取材も撮影も画像加工も原稿執筆もイラスト作成まで、全部ひとりで毎晩孤独にシコシコやってるんだーッ!

 

さみしいけど楽しいーッ!

 

(撮影だけはさすがに手伝ってもらうこともあります)

 

小学生の頃、がんばって描いた環境ポスターで「親に手伝ってもらったんでしょ?」って胡乱な目をされてションボリした時の記憶が込み上げてきたので、そこは私のオールハンドメイドだということを強調しておきます。別にバックに誰もいないし、好きなことを好きなように書いていきます。

 

ブクマゼロであんなに伸びて一番違和感を覚えたのは他でもない私だよ……。

 

 

あと「途中から妙に製品とか特定サイトプッシュしだしたらいつものパターンだが」って仰っていた方もいらっしゃいましたね。

 

 

 

君のような勘のいいガキは……嫌いじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

本日は製品の紹介です。

 

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ここから本編です。

 

ワタクシ、基本的に大ざっぱで部屋もゴチャゴチャしてる、いわゆる片づけられない女なんですが、トイレの清潔さには気を配っています。

 

きったない便器が、寒気をもよおすくらいに嫌いなんです。あと床に落ちてる抜け毛。ガッデム妖怪ちん毛散らし。

 

しかしながら、トイレを汚しっぱなしにしてる人って結構多いんですよね。一人暮らしだと自分しか使わないし、実家にいる時は母親なり誰かがしていたから、トイレ掃除の概念が本人のなかにあまりない場合もある。「そもそもトイレのブラシ持ってないわ」って人も少なくないんじゃないでしょうか。

 

昔、ちょっと気になる男性の家に遊びにいったとき、恐ろしいくらいに便器にウンチの残りがついてて、思わずゲロ吐きそうになったことがあります。

 

ただトイレ掃除って面倒じゃないですか。排泄物に触りかねないのがネックだし。汚れをゴシゴシして、ブラシに大便がつくのも嫌だし、ブラシの飛沫が服や腕、ましてや顔に飛ぼうもんなら、嫌悪感で卒倒しそうになります。

 

しかーし!

 

そんなトイレ掃除の不満が解消される商品があるんです!

 

 

 

 

それがこちら。

 

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パイプ用クリーナーです。

 

使用方法は簡単。トイレが汚れてしまったら、パイプクリーナーを便器にぶっかけて放置するだけ。汚れが酷い場合は、トイレットペーパーを落とした上からパイプクリーナーをかけて、液剤が流れ落ちないようにしましょう。

 

で、しばらくしたら水を流して完了です。たったこれだけで、便器がピカピカになっているんですよ奥さん。個人的には朝、仕事前にぶっかけていくのが楽でオススメです。毎日5分秒でできるので、急な来客があっても「うわートイレ掃除してない!」と焦ることはありません。

 

じゃあ「なんでパイプクリーナーで汚れが落ちるの」って話なんですが、大便って、何でできているかと思います?

 

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「食べカス」と答えた方、残念ながら大便のことを何もご存じないので、人気AV男優しみけんプロデュースの「うんこ味のカレー」を食べて理解を深めてください。あ、もう閉店してるわ。

 

大便は、じつは食べカスは5%程度しかありません。半分以上が水分で、主な内容物は腸内の細胞と、腸内細菌の死骸なんです。

 

人間生きていると、毎日細胞が入れ替わります。古い細胞ははがれて垢になり、お風呂できれいさっぱり流れていきます。抜け毛もしかり。

 

同様のことが、腸内でもおきています。ただ内蔵の細胞は、皮膚や髪の毛と違って体内にあるため、勝手に落ちていくということがないんですね。その腸内の細胞が大便として体外に排出される。

 

で、その細胞や細菌などはタンパク質で構成されているため、タンパク質を溶かしてくれるパイプ用クリーナーがべらぼうに効くというワケです。

 

既にこびりついてしまった汚れは難しいかもしれませんが、「あ、トイレ汚れた!」って時にすかさずパイプクリーナーを使うと、今のところ100%便器の汚れが落ちています。熱湯をかけるという術もあるようですが、急な温度差に耐えきれず、陶器が傷んでしまうので避けた方がいいと思います。

 

液体をまくだけなので、手や服が汚れる心配もありませんし、何より放っておけば勝手にキレイになるから楽チン!100均でも売ってるくらい安価なのも嬉しいですね。これでトイレの神様も即イキ召還間違いなしです。

 

トイレ掃除が面倒でついつい放置しがちな方、ぜひ一度お試しください。

 

以上、おかんのズボライフハックでした。

 

 

痴漢のあとにウンチの話って品がねーな。次はお花とかレースとか、ゆるふわきゃわわな話をしよう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【超絶下ネタ】痴漢にあって捕まえたら強烈な一夜を過ごすことになった(後編)

体験談

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さて、前回は電車のなかで痴漢に遭遇して、波瀾万丈の末に捕まえた(捕まえてもらった)ところで終わりましたが、今回は後編、高●警察署での一晩を描いた体験記です。前半を読んでいない方は以下からご覧ください。

 

okan-meshi.hatenablog.com

 

パトカーに乗り込み、深夜の高●警察署に向かった私。事務机が並ぶ部屋の奥に小さな取調室がいくつかあり、そのうちの一部屋に痴漢が収容されていました。警察官にうながされるまま、ドアについたマジックミラーを覗くと、人間ここまでショボくれることができるんだなぁというレベルで小さく丸くなった痴漢の姿が。

 

「めっちゃ落ち込んでる」

 

「ごっつ酒臭かったわ、初犯やったけど、あれは常習やな」

 

鋭い観察眼で痴漢を一瞥する警察官。いわくホントにはじめてのはじめてなら、陰部を出すほどの剛胆な行動にはでないそうです。

 

「そういう性癖なんですかねぇ」

 

犯人の確認が終わり、別の取調室に案内されました。奥の椅子に腰掛けると、すかさずふたりの警察官が入室。ふたりとも男性です。この日、女性の警察官はどうやらいないようでした。深夜だったからですかね。

 

警察官は怯えて興奮するテトに語りかけるナウシカのような口調で、やっさし〜く言葉をかけてきました。上官らしき警察官が私に目線を合わせるように腰を落とします。

 

「ごめんなぁ、これから何があったか詳しく聞かないとアカンねん。ちょっと答えにくいこともいろいろ聞いてしまうことがあるんですが、解決のためにご協力をお願いしますね」

 

「はい、大丈夫です」

 

「早速で申し訳ないんやけど、あなたが見たとき、犯人はどういう感じやった?」

 

「えっと」

 

私が何気なしにふと横をみたその時、男は女体を舐め回すような視線をこちらにじっとりと向けながら、屹立した化身を欲望のままにしg」

 

「待って」

 

「はい?」

 

「そういうことじゃない」

 

官能小説のような語り口で状況を話しはじめると、空気が凍りつきました。ありのままを言っただけですけど何か?と、キョトン顔しながら全力で開き直っていると、警察官のおじさんたちはしばらく沈黙したあと、ギラリとアイコンタクト。もう何を話してるかが一瞬でわかりましたよ、ええ。

 

「コイツはそうとう遊べるぞ……!」

 

「ああ……!」

 

おっさんだらけの深夜の警察署、BPM高めでドラゲナイなカーニバルが幕を開けました。

 

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「じゃあよろしく」と上官は去り、若い方の警察官が取調室に残りました。小さなテーブルで対面になり、被害調書の執筆がスタート。

 

「ほなね、調書を書いていきます!僕が状況を聞いていくので、それについて、できるだけ細かくおしえてください。調書は僕が書きますが、すべてあなたの発言に基づきます」

 

「わかりました」

 

「じゃあね、まず痴漢のアレのことを何て呼ぼうかな!?」

 

「……『男性器』じゃダメなんですか?」

 

「うーんせやねえ。調書って言うのは複数の人間が目を通す書類やから、わかりやすくないとアカンねん。よし!『チンチン』にしよう!

 

朗らかに精神的なマウント取るのやめて

 

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そうして私が普段「チンチン」と口にしているという体を強制的に取らされ、警察官は調書に筆を走らせはじめました。納得いかねえ。

 

以前、胸を触ってきた痴漢を秒速で捕まえて警察に突き出したことがあるので、経験として知ってはいたんですが、調書ってホントに根掘り葉掘りいろんなことを聞いてきます。(この時は優しい女性警察官だったよママン……)冒頭は「私の名前は●●で、何月何日生まれの何歳です、通っている大学は▲▲で……」と被害者のプロフィールからはじまるんです。

 

『その日、私は大学を■時半ごろに出て、徒歩約20分をかけて■■の駅に向かいました……』

 

『●駅から乗った電車は、▲方面への新快速の最終電車で……』

 

警察官が調書を黒く埋めていきます。

 

「乗ったのは●時●分発、車両は■号車の真ん中、座席は……」

 

「あ、ちょっと待って。細かく教えて、と言ったけど、具体的な時間はあえてボカします。そういう場合は『~と思います』という風に、言い切りを避けるような文面で書かせてもらいますね」

 

「いいですけど、なんでですか?」

 

「調書のなかで絶対的な表現が出た場合、僕たち警官はそれが本当だったのか、証拠をとる必要があるんよ。たとえば監視カメラを見たり、電車に乗り合わせた人を特定して話を聞いたりとかね。それだと解決が遅くなってしまうので、濁しながら書いていきます」

 

なるほど、今回は犯人が現行犯で逮捕されていて罪を認めていますし、犯罪としては超重大なものではないので、あえて言葉尻を濁すような書き方で書いていくのかもしれません。これは知らなかった。具体的な部分は具体的に書きながら、あえてボカすところはボカしていく。蝶のように舞って蜂のように刺す的なスタイルが必要なようです。もしかしたら犯罪や状況によって、調書の書き方も違ってくるのかもしれません。

 

「あと、調書は複数人が読むものなので、重要な言葉が出てきた場合には改行をかけるっていうルールもあるね」

 

「へぇえ。あ、ほんとだ。『私が電車に乗ったのは』、『●時●分発の電車だったと思います』って区切られてる」

 

当初にボケをかましたおかげで、非常になごやかなムードではじまった調書作成ですが、プロフィールから、その夜の行動、電車に乗ってからの私の行動や痴漢の状況などを書き記していくうちに、どんどんヒートアップしてくる警察官。私の発言を大声で復唱しながら紙を突き破らんばかりにボールペンを走らせていきます。どんな風に思ったか、などの感情も含めて調書に書かれていくため、だんだんと言葉で辱めを受けているような気分に。

 

「じゃあ、いよいよ見たシーンやね!どんな感じでしたか」

 

「横を見たら、痴漢がブツを出して、自慰行為をしてました」

 

「よし!」

 

「『私が横を見たとき、なんと男は』!」

 

改行!

 

「『チンチンを』!」

 

改行!

 

「『上下に』!」

 

改行!

 

「『しごいていたのです』!!」

 

 

「やめろおおおおおお!!!」

 

あまりの悪ノリに叫ぶと、最初にいた上官が進捗確認にやってきて、調書を一瞥すると「何してんねん」と調書担当の警察官をシバいて出て行きました。もっとやってくれ。

 

面白いからいいけど、この状況は痴漢にあったときそのものより恥ずかしいぞ!っていうかフリーダム過ぎない? 全員酔っぱらってんの? バカなの?

 

打てば響く相手に全力でボールを投げまくる感じ、さすが人間観察に長けた警察官だぜ……!

 

具体的かつボカしつつ、荒ぶる「チンチン」の文字。チンチンがゲシュタルト崩壊をおこしかけてきた頃、ようやくホームにビターンされたシーンや、折り返して駅に戻るシーンまでを書ききり、「厳正なる処罰を望みます」と〆の一文を走らせ、調書作成が終了。1時間半程度の時間でしたが、ゲロ疲れた。最高です。

 

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カオスな調書作成が終わり、差し入れられた缶コーヒーを飲んでしばし休憩したのち、次にはじまったのは写真撮影。そう、痴漢にあって調書を作成したら、今度は現場を再現した写真を撮らなければいけないんです。どういう状況で犯罪がおこなわれたかを、写真で可視化するんですね。

 

取調室を出て、大部屋の一角にふたり掛けのソファを置くかたちで、即席の撮影スタジオができあがりました。カメラを持っているのは、先ほど頭をシバいた上官。「よろしくお願いします」と隣に腰掛けたのは、いかにも真面目な部下らしい、メガネをかけた別の警察官でした。キリリとした表情とはうらはらに、首からかけられているのは「被疑者」と書かれた板。もう出オチすぎて鼻水吹いちゃう。

 

電車に乗り込んだシーン、ウトウトと私が居眠りをはじめるシーンを撮影し、いよいよ痴漢を発見した時のシーン撮影へ。

 

「あなたが痴漢を発見したその時、犯人はもう出してたの?」

 

上官がたずねます。

 

「そうですね、出してました」

 

「なるほどね。……おい」

 

上官がメガネを見てクイっと顎をしゃくりました。

 

ブツ持ってこい

 

「えっ?」

 

ハイ!と元気な返事をして立ち上がり、事務机が並ぶスペースに移動して何やらゴソゴソと物色しだすメガネ。いやいや何を探しているんだ。いや、あれだよねきっと文房具か何かをソレに見立てて撮影するんだよね。えっ、ひょっとしてバイb……。

 

自分のサイズにあったやつ持ってこいよ」という上官がダメ押し。ホント君たち何を言ってるの? 目を白黒させていると、メガネが右手に持ってきたのは、

 

なんとスティック糊でした。

 

「ドアホ!そんなもん小さすぎて写真に写らへんやろ!」

 

「別のやつ探してきます」

 

謙遜し過ぎ

 

上官からのダメ出しをくらい、再度机をゴソゴソ。メガネが次に持ってきたのは、おなじみの赤マッキー。しかしこれもメガネ的にはピンとこなかったのか「いや、やっぱり違うな……」とブツクサ言いながら、またまた机を物色。

 

頼むから真面目にやってくれ!

 

腹ちぎれるくらいに爆笑しました。

 

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しばらくののちに満足げにメガネが帰還。どうやらブツが決定したようです。その手に握られていたのは、

 

日付の数字が回転するタイプのスタンプでした。

 

www.amazon.co.jp

※メガネはそれなりに立派なモノを持っているようです。

 

 

痴漢を見つけたシーンの撮影は、股間にスタンプをあてがったメガネに、私が視線をむけるというもの

 

結論からいうとこれが一番恥ずかしかったです。

 

だってさー、想像してみ? マジメなメガネが首から「被疑者」ってぶら下げてて。手を添えるかたちで股間にはスタンプがそそり立ってて。ブレるといけないから、シャッターがきちんと切れるまでメガネの疑似チンコを凝視し続けなければいけないという状況。「これが地獄か……」と、視線だけは股間に向いていたものの、実際はずっと白目むいてました。

  

「はい、ちょっと念のため別のカメラでも撮影しておきますね」

 

「いっそ殺してくれ」

 

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そんなこんなで全ての工程が終わったのは朝の4時過ぎ。取調室に戻り、精力を搾り取られグッタリしていると、同じく少し疲れた表情で、調書担当の警察官がやってきました。何でお前が疲れてるんだ!散々楽しみやがって!

 

「いやー、ありがとうございました!始発まで時間があるけどどうしましょう?」

 

「……いです」

 

「え?」

 

「とりあえず煙草吸いたいです(怒)」

 

すると途端に元気になる警察官。「よし!一服しましょう!一服!」と立ち上がり、喫煙所へと案内してくれました。気づけば「俺も俺も~」と、上官もメガネもみんなついてきています。被害者がノリ気だからってアンタら。

 

そうして階段の踊り場に設けられた喫煙所で、調書担当、メガネ、上官。3人のオッサンに囲まれるかたちで、朝日を浴びながら一服しました。いろいろとやりきった感、いや、ヤラれてしまった感で何とも言葉にしにくい味の煙草でしたが、眼下に広がるのは薄紅色の朝焼けに染まる町並み……。

 

あの日見た美しい朝日を、私は一生忘れることはないでしょう。

 

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〜完〜

 

 

私が楽しんでヘラヘラ遊んでいたというだけで、警察署の方々は、本来は至極真面目に業務にあたられています!

 

電車内だったから助けも呼びやすかったし、よもやこんなに人がいるところで、危険な行為(殴ってきたりとか)は流石にないだろうと踏んでの行動でしたが、やっぱり改めて文章にして見ると、痴漢って怖いですね。犯罪ダメ、絶対!

 

みなさま、もし痴漢もしくは痴女の被害に合われた際は、勇気を出して声をあげましょう。その勇気が、次の被害者を減らします。そして遭遇した方は、忙しいなかでもできれば手助けをしてあげてほしい。見て見ぬ振りをされると「こんなにたくさん人がいるのに、全然助けてくれない!」と人間不信になりますから。

 

結果としておっさんたちが一番ノリにノってましたが、楽しかったので結果オーライ。人生の鉄板ネタになりました。最後に、調書担当の悪ノリを記載して終わりたいと思います。

 

「……なあなあ、犯人のちんちん、でかかった?」

 

「一瞬だったんで何とも……。いや、大きかったら腹立つんで短小にしといてください。3cmくらいで!」

 

「嫌や〜!そんなん具体的に書いたら俺が確かめないとあかんもん〜!」

 

「じゃあ言うなや!」

 

 

コイツだけは次会ったら華麗にシャイニングウィザードかける。